経営者のためのAI用語集
AI導入の話でよく出てくる言葉52語を、専門知識がなくてもわかるように説明しています。それぞれ「一言でいうと」と「中小企業の仕事でいうと」の例をつけています。
基本の言葉7語
- AIエージェントAI Agent
- 目的を伝えるだけで、手順を自分で考えて複数の作業を順番に進めてくれるAIのことです。
- ClaudeClaude
- 米Anthropic社が提供する生成AIサービスで、長い文章の読み書きに定評があります。
- GeminiGemini
- 米Google社が提供する生成AIで、GmailやGoogleドキュメントと一緒に使いやすいのが特徴です。
- 生成AIGenerative AI
- 文章・画像・音声などを、ふだんの日本語の指示だけで新しく作り出せるAIのことです。
- ChatGPTChatGPT
- 米OpenAI社が提供する、会話をする形で使える、もっとも代表的な生成AIサービスです。
- チャットボットChatbot
- Webサイトやアプリで、お客様からの問い合わせに文字で自動回答してくれる仕組みです。
- Microsoft 365 CopilotMicrosoft 365 Copilot
- Word・Excel・Teamsなどの中で使える、Microsoftの仕事向け生成AIです。
AIモデル・しくみ8語
- LLM(大規模言語モデル)Large Language Model
- 大量の文章を学習して、人のように文章を読み書きできるようにしたAIの中核部分です。
- オープンソースモデルOpen-source Model
- 中身(モデルの重み)が公開され、誰でも入手して自分の環境で動かせるAIモデルです。
- コンテキストウィンドウContext Window
- AIが1回のやりとりの中で、一度に読んで覚えておける文章の量の上限を表す言葉です。
- 推論モデルReasoning Model
- 答える前にじっくり考える手順をふむことで、複雑な問題に強くしたAIモデルのことです。
- トークンToken
- AIが文章を処理するときの細かな単位で、利用料金や一度に扱える量の目安になります。
- ファインチューニングFine-tuning
- できあがったAIに追加で学習させて、特定の用途や口調に合わせて調整することです。
- マルチモーダルMultimodal
- 文章だけでなく、画像・音声・動画など複数の種類の情報をAIがまとめて扱えることです。
- ローカルLLMLocal LLM
- インターネット上のサービスを使わず、自社のパソコンやサーバーの中で動かすAIのことです。
使い方・プロンプト10語
- RPARobotic Process Automation
- パソコン上の決まった手順の操作を、ソフトウェアのロボットが代わりに行う仕組みです。
- AI-OCRAI-OCR
- 紙の書類や手書き文字を読み取ってデータに変える技術(OCR)に、AIを組み合わせたものです。
- 音声認識Speech Recognition
- 人が話した言葉をAIが聞き取り、パソコンで扱える文字のデータに変える技術のことです。
- 議事録AIAI Meeting Notes
- 会議の音声を自動で文字に起こし、要点や決定事項までまとめてくれるAIツールです。
- ノーコードNo-code
- プログラミングをせずに、画面上の操作だけでアプリや自動化の仕組みを作れることです。
- バイブコーディングVibe Coding
- 作りたいものを言葉でAIに伝え、AIにプログラムを書かせてアプリなどを作るやり方です。
- プロンプトPrompt
- 生成AIに「何をしてほしいか」を伝えるために入力する、指示や質問の文章のことです。
- プロンプトエンジニアリングPrompt Engineering
- AIから期待どおりの答えを引き出すために、指示の書き方を工夫・改善することです。
- ボイスボットVoicebot
- 電話などの音声でのやりとりに、AIが人の代わりに自動で応対してくれる仕組みです。
- ワークフロー自動化Workflow Automation
- 複数のツールや作業をつないで、一連の業務の流れを自動で進めるようにする仕組みです。
データ・連携6語
- APIApplication Programming Interface
- ソフトウェア同士が、人の操作なしに情報をやりとりするための「窓口」となる仕組みです。
- MCPModel Context Protocol
- AIとさまざまな外部ツールやデータをつなぐための、共通の接続ルール(規格)です。
- エンベディングEmbedding
- 文章などの意味を、コンピューターが比べやすい数値の並びに変換する処理のことです。
- 学習データTraining Data
- AIが知識やパターンを身につけるために読み込ませる、大量の文章や画像などのデータです。
- ベクトルデータベースVector Database
- 文章の「意味」を数値にして保存し、意味の近い情報を素早く探せるデータベースです。
- RAGRetrieval-Augmented Generation
- AIが答える前に社内資料などを検索し、見つけた内容をもとに回答させる仕組みです。
セキュリティ・リスク11語
- AIガバナンスAI Governance
- AIを安全かつ適切に使うために、会社として決めておくルールや体制、管理の仕組みのことです。
- AI推進法AI Promotion Act (Japan)
- AIの研究開発と活用を国として進めるための基本的な方針を定めた、日本の法律です。
- SSOSingle Sign-On
- 1回のログインで、会社で使う複数のサービスにまとめて入れるようにする仕組みです。
- オプトアウトOpt-out
- 自分が入力した内容をAIの学習に使わせないよう、利用者が設定で断ることを指します。
- 個人情報保護とAIPrivacy and AI
- 顧客や社員の個人情報をAIで扱うときに、個人情報保護法などに沿って注意すべき点のことです。
- シャドーAIShadow AI
- 会社が認めていないAIサービスを、社員が個人の判断で業務に使ってしまう状態のことです。
- 生成AI利用ガイドラインGenerative AI Usage Guidelines
- 社員が生成AIを業務で使うときのルールや注意点を、会社としてまとめた文書のことです。
- 著作権とAICopyright and AI
- AIの学習や、AIが作った文章・画像の利用が、著作権とどう関わるかという問題です。
- ディープフェイクDeepfake
- AIを使って、実在する人の顔や声を本物そっくりにまねて作った偽の映像・音声です。
- ハルシネーションHallucination
- 生成AIが、事実ではない内容や存在しない情報を、もっともらしく答えてしまう現象です。
- プロンプトインジェクションPrompt Injection
- AIが読む文章に悪意のある指示を紛れ込ませ、本来と違う動きをさせる攻撃のことです。
導入・契約6語
- ROI(費用対効果)Return on Investment
- かけたお金に対して、どれだけの効果(利益や削減額)が得られたかを示す考え方です。
- SaaSSoftware as a Service
- ソフトを買って入れるのではなく、インターネット経由で月額などの料金で使うサービスの形です。
- シート(ライセンス)Seat / License
- 法人向けサービスで、利用できる人数分の契約枠のことです。1人分が1シートになります。
- 省人化Labor-saving
- 機械やAI、仕組みの見直しによって、少ない人数でも業務が回るようにすることです。
- DXDigital Transformation
- デジタル技術を使って、仕事のやり方や事業そのものを、よりよい形に変えていくことです。
- PoCProof of Concept
- 本格的に導入する前に、小さな範囲で試して、効果や実現できるかを確かめることです。
補助金・制度4語
- IT導入支援事業者IT Implementation Support Provider
- デジタル化・AI導入補助金の事務局に登録され、ツールの提供と申請の手伝いをする事業者です。
- gBizIDプライムgBizID Prime
- 国の補助金の電子申請などに使う、法人・個人事業主向けの共通ログインIDの一種です。
- 省力化投資補助金Labor-saving Investment Subsidy
- 人手不足に悩む中小企業が、省力化につながる機械やシステムを導入する費用を補助する国の制度です。
- デジタル化・AI導入補助金Digitalization and AI Adoption Subsidy
- 中小企業がITツールやAIを導入する費用の一部を国が補助する制度で、旧IT導入補助金にあたります。