AI導入の稟議書
AIツールの導入(まずは1か月の試行)を社内で決裁してもらうための稟議書のひな形です。費用・効果を「時間」で示し、継続か中止かの判断基準まで書けます。
使い方
- 業務の棚卸しで選んだ「最初の1業務」と、現状の作業時間(1〜2週間の実測)を用意する
- 【 】の箇所を埋め、費用は初期費用に社内の作業時間も含めて記入する
- 効果は「削減時間×時間単価」で計算し、浮いた時間を何に使うか(出口)も書く
- いきなり本導入ではなく、1か月の試行と継続判断の基準をセットで申請する
雛形
稟議書 AIツール試行導入の件
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 起案日 | 【2026年◯月◯日】 |
| 起案者 | 【部署・氏名】 |
| 決裁者 | 【役職・氏名】 |
| 件名 | 【◯◯業務へのAIツール試行導入について】 |
| 決裁希望日 | 【◯月◯日】 |
1. 目的・背景
【例:週2回の会議の議事録作成に担当者の時間が取られ、本来業務が圧迫されている。AIツールで下書きを作り、人が確認する形に変えることで作業時間を減らしたい。】
2. 対象業務と利用範囲
- 対象業務:【議事録作成】(1業務に絞る)
- 利用者:【◯◯部の3名】
- 試行期間:【2026年◯月◯日〜◯月◯日(1か月)】
- 入力する情報:【社内会議の音声・メモ】(社内ルールの入力禁止情報は扱わない)
3. 導入するツール
- ツール名・プラン:【ツール名/法人プラン】
- 選定理由:【対象業務を少ない手数でこなせる/学習利用をオフにできる/管理者機能がある】
- 比較した候補:【ツールB・ツールC(比較シート添付)】
4. 費用
| 費用区分 | 内訳 | 金額 |
|---|---|---|
| 初期費用 | 【初期設定・社内説明の作業時間(◯時間×時間単価)】 | 【◯円】 |
| 月額費用 | 【◯円×◯名】 | 【◯円/月】 |
| 試行期間の合計 | 初期費用+月額費用×1か月 | 【◯円】 |
5. 期待効果(試算)
| 項目 | 数値 |
|---|---|
| 現状の作業時間 | 【月◯時間】(実測) |
| 導入後の想定時間 | 【月◯時間】(確認・修正の時間を含め、控えめに置く) |
| 削減時間 | 【月◯時間】 |
| 時間単価 | 【◯円】(会社負担の社会保険料等を含む) |
| 月の効果額 | 削減時間×時間単価=【◯円】 |
| 月の純効果 | 月の効果額−月額費用=【◯円】 |
| 回収月数 | 初期費用÷月の純効果=【◯か月】 |
浮いた時間の使い道:【残業の削減/採用の見送り/営業・改善業務への振替】のうち【◯◯】を想定する。
※上記は試算であり、試行後に実測値で更新する。補助金は採択を前提とせず、補助金なしの数字で判断する。
6. リスクと対策
- 情報漏えい:社内ルールに沿って入力禁止情報を扱わない。学習利用はオフに設定する
- 誤った出力:社外に出す文書は人が最終確認する
- 定着しない:推進役を【氏名】とし、週1回5分の振り返りを行う
7. 試行後の判断基準
- 継続:削減時間が【月◯時間】以上、かつ利用者の負担感が下がった
- やり方を変えて再試行:効果はあるが手順に課題がある
- 中止:1か月試して効果が見込めない(解約手続き:【月単位で解約可】)
8. 添付資料
- 業務の棚卸しシート(抜粋)
- ツール選定の比較シート
- セキュリティチェックリスト
使うときの注意
- 金額・時間はすべて自社の実測値で置き換えてください。記事やひな形の例の数字をそのまま使わないようにします。
- 補助金を使う場合、交付決定前に契約・発注すると対象外になる制度があります。最新の公募要領と専門家の確認をおすすめします。
- 社内の決裁規程(金額ごとの決裁者)がある場合は、その様式・項目に合わせて調整してください。